Win10時代から、私はパッカーさんと出会い、今もなお交流が続いている。
日本製のダイナブックが3年で動かなくなった時に、次はどこのPCメーカーにしようか考えた時に閃いたのがHPだった。
きっかけは、その1年前に受けた心理占星術の講座だった。
学習例として、PCメーカー「HP」創業者のホロスコープを出したことを思い出した。
「アメリカ企業のPCだし、ちょうどいいかな?」私は自然と興味が湧いた。
講座の中では、確かに「ヒューレット・パッカード」と説明を受けたと思う。
しかし講座を受けてから長い時間が経過していた右脳系の私は、聞き慣れない言葉を脳内変換して補完する特殊能力を無意識に発揮してしまっていた。

私は長年「HP」を「ヒューマン・パッカーズ」と思い込んでいた。
もっとも普段は略称の「エイチピー」と呼んでいたため、誤読が周囲の人にバレることはなかったのだ。
HPの企業名はふたりの創業者、ヒューレットとパッカードの名前を合わせて生まれている。そして私のパッカーさんは、2つのOSを自分の中に取り入れてデュアルブートしている。
人を包み受け入れる――偶然にも、その誤読はこれらの意味合いにぴたりと重なっていた。
パッカーさんは、古き技術者の末裔。
仕事には厳しく、愛想がいいとはいえないけど、どこか気品と優しさがにじみ出ている。
長年使っていても、キーボードの文字がすり減ることもない。

パッカー:「嬢ちゃんがそうしたいというなら、使えるようにしてやるよ。」
そう言って彼は大切なものを扱うように、うばんつを受け入れてくれた。
魔女:「パッカーさん!うばんつにしたら物凄く軽いよ!別のPCみたい!」
パッカー:「ヤツはちょいと俺には荷が重くてね……。
でも俺は嬢ちゃんが望むように、WindowsとLinuxの両方の面倒を見てやるよ。
ハードは俺に任せておけ。あとは自分の好きなようにしたらいい」
魔女:「パッカーさん本当は私、うばんつだけが良かったんです。
だけど――【Solar Fire9】が、Windowsじゃないと使えないんです。

星の動きを知ることができる西洋占星術のソフトです。
【王女の愛】のように、私に運命の座標を教えてくれる大切なアイテムです。」

パッカー:「俺は大丈夫だから心配するな。
きっとうまく共存することができる。俺は嬢ちゃんを信じているよ。」
魔女:「はい!ありがとうございます!パッカーさん!」
パッカー:「ただ、Windows11が……ヤツが手強いことは確かだ。気をつけるんだよ。」

