⚙️VirtualBox編①:仮想Windowsを作る準備(Ubuntuにインストール&初期設定)

VirtualBoxとWindowsのロゴが並ぶ技術解説用イラスト。Ubuntu 25.04上に仮想Windows 10環境を構築する準備を示している。 VirtualBoxインストール編
Ubuntu 25.04上でVirtualBoxを使い、Windows10の仮想マシンを構築する手順。

🧙‍♀️魔女
西洋占星術ソフトの【Solar Fire 9】って、Windows専用ソフトなの。でも私はUbuntuを使ってる。どうしたらいいかな?」

🤖ChatGPT:
VirtualBoxで、Windowsを仮想的に動かす方法がありますよ。Ubuntuの中にWindowsを作れば、SF9も快適に動かせます」


ということで、今回は私が実際にUbuntu 25.04環境にVirtualBoxをインストールし、仮想マシンを作るまでの手順を紹介します。

あくまで実体験ベースの記録なので、これから同じ構成でSF9を動かしたい方の参考になるはずです。


⚠️ 【最重要】トラブル回避のために事前に準備しておくべきこと

1.回復キーが保存されているページ(https://account.microsoft.com/devices/recoverykey)に、スマホや他の端末から、すぐアクセスできるようにしておく。

2.BitLocker回復キーをスクショしたり、プリントアウトして控えておく。

※BitLocker回復キーを求められても慌てないように、どちらかを必ず用意しておきましょう!


💻ハードウェアの設定について

Windows 11の推奨システム要件

最低でもメモリ4GB、CPUは2コア以上が必要です。できれば余裕をもって、メモリは8GB、CPUは2コア以上を割り当てると安定します。

なお、Windows 10 でも基本的な要件は同様ですが、TPMやセキュアブートが不要なため、仮想環境でのインストールは比較的スムーズです。

🖥 私のPCスペック(参考)

項目内容
PC本体HP Victus(16型ノートPC)
CPUIntel Core i5–13500HX(20スレッド)
メモリ16GB RAM
ストレージ512GB SSD
OSUbuntu 25.04(日本語環境、Mozc入力)
その他VirtualBox内でWindows 10/Solar Fire 9使用

1. Secure Bootを無効化

私の環境(HP製ノートPC)では、Secure Bootが有効なままVirtualBoxをインストールしようとすると、Ubuntuから「MOK(Machine Owner Key)の登録」を求められ、パスワード入力→再起動→登録とかなり面倒な手順になります。

そのため、あらかじめBIOSからSecure Bootを無効化しておくのが一番確実でスムーズでした。

※環境によってはSecure Bootを有効にしたままでも使用可能という情報もありますが、私の構成(Ubuntu 25.04+HP Victus)ではインストールが進まず、無効化が必要でした。

Secure Bootの無効化手順(HP製Victus16)

再起動して、画面が真っ黒になったら、ESCボタンを連打します。
Startup Menu】が出たら、F10【BIOS Setup】を押します。


Boot Option】タブを選択したら、【Secure Boot】を【Disabled(無効)】にします。

⚠️【ご注意】この時点では、【Secure Boot】は【Disabled(無効)】になりません!
変更を保存後、再起動すると、この画面が出ます。

ここに出てくる4桁のパスワード(この画面では4402)を入れて、エンターを押す。
そして、セキュアブートは初めて無効になります。

魔女は英語が分からないので、最初にこの画面をスルーして画面を立ち上げ、セキュアブートを無効にしたつもりでいて、エラー地獄に陥りました。HP製のPCをお使いの方はくれぐれもご注意下さい!


2. VirtualBoxのインストール(Ubuntu 25.04)

Ubuntuのアプリセンターにもありますが、私は公式サイトから .deb パッケージをダウンロードして使いました。

sudo dpkg -i virtualbox-*.deb
sudo apt-get install -f

※Ubuntuでは、Windowsのように .exe をダブルクリックしてインストールする形式ではありません。

VirtualBoxは .deb パッケージとして提供されており、アプリセンターで開くか、コマンドでインストールする必要があります。


3. Windows 11のISOファイルを準備する

仮想マシンの作成後、インストール用ISOが必要です。
私はMicrosoft公式から直接ダウンロードしました。

👉 WindowsのISOファイルダウンロード(公式)
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11

※ページ下部の「Windows 11 のディスクイメージ(ISO ファイル)をダウンロードする」リンクから、直接ISOを取得できます。

👉Windows 10 のISOダウンロード(直リンク)
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO

2025年6月現在、Windows(ISOファイル)は、10と11、どちらかを選択できます。

私は動作の安定しているWin10にしています。
Windows 10のISO提供は、延長サポート終了の2026年10月まで提供される可能性が高いです。

※ただし提供期間は変更される可能性があるため、使用予定のある方は、早めに入手しておくのが安心です。

4. VirtualBoxを起動する

Ubuntuのアプリ一覧から「VirtualBox」で検索して起動します。


5. 仮想マシンの作成(Windows 10用)

VirtualBoxの「新規」ボタンをクリックして、仮想マシンを作成します。


💡補足:仮想ディスク作成時にエラーが出る場合は?

VirtualBoxで仮想マシンを作成する際、ディスク作成でエラーが出ることがあります。Secure Bootの無効化以外に、次の点にも注意しておくと安心です。

🔧 モジュールの再構成が必要な場合がある

Oracle公式サイトから .deb パッケージを使ってインストールした場合、仮想マシン作成前に次のコマンドを実行すると、カーネルモジュール(vboxdrvなど)の再構成が行われ、安定します。

sudo /sbin/vboxconfig

このコマンドで必要なモジュールがロードされ、仮想ディスク作成時のエラーが解消することがあります。

💾 保存先の空き容量に注意

仮想ディスクの保存先は、通常 /home/ユーザー名/VirtualBox VMs/ になります。

Ubuntuのストレージ構成によっては、/ パーティションに十分な空き容量がないと、仮想ディスク作成に失敗する可能性があります。

仮想ディスク(VDI形式)は、初期設定でも数十GB以上の空き容量を使用します。

保存先を変更したい場合は、仮想マシン作成時の「マシンフォルダ」をカスタマイズすることで任意の場所に保存可能です。


6. 私のVirtualBox設定(実例)

以下は、私が実際に使用しているVirtualBox仮想マシン(Windows 10 for SF9)の設定です。仮想マシン名は、任意の分かりやすいもので大丈夫です。

項目設定内容
仮想マシン名win10-SF9
タイプMicrosoft Windows
バージョンWindows 10 (64-bit)
メモリサイズ6144MB
プロセッサ数2
ビデオメモリ128MB(最大)
仮想ディスク70GB(動的割り当て)
EFI(特殊OS用)無効(チェックなし)
ネットワークNAT(初期設定のまま)

🧾仮想マシンの詳細設定について

ChatGPTにPCスペックを伝えると、適切な設定値を教えてくれます。
私の仮想ディスクは最低値と最高値の間を取った、70GBにしています。


💡補足(参考)Extension Packについて

私は現在まだ導入していませんが、VirtualBox Extension Packを入れることで以下のような機能が使えるようになります:

  • USB 2.0 / 3.0 デバイスのサポート(USBメモリやUSBプリンタなど)
  • ホストのWebカメラ共有
  • 仮想マシンのリモート接続など

※導入する場合は、VirtualBox本体と同じバージョン番号の拡張パックを使う必要があります。

👉 https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads


🖨補足(参考)仮想Windowsでの印刷について

私はプリンタを使っていないので設定していませんが、仮想Windowsで印刷したい場合は次のような方法があります:

  • Extension Pack導入 → USB接続のプリンタを仮想Windowsで認識
  • Ubuntu側にプリンタ設定 → 仮想Windowsからネットワークプリンタとして利用

ただし、私はほとんどの場合、Windows内でスクショを撮って共有フォルダ経由でUbuntu側に保存し、必要があればUbuntuから印刷するという方法で対応しています。
この方がドライバ設定も不要で手軽です。


今回はUbuntuにVirtualBoxを導入し、Windows 10の仮想マシンを作るまでの手順を紹介しました。
次回は、この仮想マシンにWindowsをインストールして実際に動かすところへ進みます。